〜スタソン日記企画!<162>原田裕子編〜

スタソン日記企画1弾!
〜あなたの大切なもの・人はなんですか〜
「私の大切なor思い出のモノor人」特集です。↓
今週のテーマである大切な思い出と、モノ、人を同時に思い出しました。
10/7〜9まで、田舎の長崎で毎年行われる『おくんち』というお祭り
がある。
上京してから、テレビでしか見ていないけれど、私の血が騒ぐ、
行事の一つ。
さかのぼる事、あれは確か、小5だったかな!?
共働きの家庭で、しかも、父が海外赴任になって忙しかったから、
なかなかいろんなところへは連れてってもらえなかった。
もし、そういうイベントに外出する時は、ほとんど父が傍にいてくれた。
でもね、この時は違ったの。
人混みやお出掛けを、
あまり得意としない母が、連れてってくれた祭り。
普段は「一緒に行こうよ」と言っても、
「私はお留守番」という返事ばかり。
この時は、どういう気持ちだったんだろね〜。
嬉しい半面、躾けに厳しい母との外出。
むちゃくちゃ緊張したよ。
出店の食べ物は不衛生だから食べちゃダメとか、
とにかく、母の言うところの『いい子』にしなくちゃいけなかったから。
あれ欲しい、これ欲しいと言っても、
なかなか買ってくれず(ダメもとでも言うんだけれど)
ただ、人混みの中、迷子にならないよう、
母にしか繋がれたことがない手の繋ぎ方で、
しっかり私を掴んでくれていた。
そんな中、ふいに
「これ、買ってやろうか?」

と。
ほとんど言われたことのない仏様のような言葉に、
それほど欲しくはなかったけれど、リンゴの飾りがついた、
カッチン留め(パチンと髪を留めるピン)を買ってもらった。
小5にしてみると、幼すぎたが、買ってくれた事が嬉しくて、
実家の宝物ボックス(ガラクタばかりだけどね〜)に、
今でもしまってある。
あまり、ポンポン物を買ってもらえなかった分、大事にするし、
その時の思い出も深いんだと思う。
現代。
例えば、どれくらいの人が靴下の穴を繕って履くかな?
壊れた物を、どれくらいの人が修理して、使ってるだろう・・・
私の母は、昭和一桁生まれ。
物を大切にする習慣があるんだろぅね。
個性的で面倒臭い時もあるけれど、今となっちゃー、
天然記念物のようなモノです。
大事にしなくちゃね。(^.^)b