村山歩〜ゲゲゲ公演を終えて③〜

<村山歩さんコメント>

ゲゲゲのげ―逢魔が時に揺れるブランコ―で多田七恵、
山童を演じさせていただきました、村山歩です。
ゲゲゲが終わり、早くももうすぐ2週間。
稽古中から何をするにも、身も心も頭の中も全て完全に
ゲゲゲの世界でした。
普段の生活から山童のテンションが抜けず、
常にナチュラルハイ状態。
普段使わない言葉使いや態度をしたり…
今思うと不思議な事ばかりです。
稽古中はさぞかし生意気な奴だった様に思います(…苦笑)(ToT)。
そして冒頭の姉妹と母さんのシーンは、本当に悩みました。
なかなか自分の中に落ちず、わからなくなる事もありました。
しかし本番に近付くに連れ、何かが見えたと言うより、
何か…心なのか、感じるものが…言葉では説明出来ないのですが、
何かが変わり始めました。
そこからこのシーンに生きるのがとても不思議な体験だけど楽しく、
とても大好きなシーンとなりました。
下界に戻ってからの変化は、眠っていても毎日妖怪が夢に出てきていましたが、
ようやく出て来なくなりました(^_^;)。
そしてテンションも落ち着きました(^_^;)。
私にとってのゲゲゲの時間はとても深く、不思議な時間でした。
下界に戻った瞬間から完全に体調を崩しましたが(^_^;)
舞台で演じたと言うより、
本当に何処かにタイムスリップしていたかの様です。
この作品に携わって下さった全ての皆様に本当に感謝の気持ちで
いっぱいです。これからゲゲゲの時間を大切にしながら、
また一歩一歩、歩んで行きたいと思います。
本当に本当にありがとうございました。
村山歩