BOMB!公演を終えて<COCORO>

BOMB!公演を終えて
COCORO(元キャバ嬢/桐里ルキナ役)

桐里ルキナ役をやらせて頂きました、こころです。
まずは、BOMB!に関わって下さった皆さん、観に来てくださった皆さん、
本当にありがとうございました。
無事千秋楽を迎えることが出来て、ホッとしたのと同時にとても寂しい気持ちでいっぱいです。
観に来て下さった皆さんも同じ気持ちになったかもしれませんが、
とても重くてスケールの大きい今回の作品だっただけに
芝居の事以外に”生きる”事についてや”自分自身の在り方”など、
いろいろとすごく考えた毎日でした。
稽古中からすでに濃厚な時間をキャストの皆さんと共に過ごして来ました。
精神面でもかなりの刺激を受けてきたので、
二週間近い公演…果たして乗り越えられるのか…
そんな不安もありました。
台本にはない裏の部分を創っていく作業はすごく大変でしたが、
どんどんBOMB!という作品を、ルキナを好きになっていきました。
自分とは全く掛け離れた部分が多かった役でしたが、
絶望から逃げ出して楽になりたい。辛いことから逃げたい。
そんな風に誰もが一度は思った事があるんじゃないかと思います。
私もあります。
でも羽場一心という爆弾のような人物に出会って、
自分の中で何かが弾けて”生きる希望” が見つかって。
闇は必ずしも絶望じゃないんだと思います。
闇があるから光が見える。
ルキナの人生は少し闇にいる時間が長かったんですね。
でも必ず皆に光(希望)があって、
手を差し延べてくれる人がいるって事を忘れないで
私も前に進んで行こうと思います。
全公演を終えて、役者としては課題がたくさん出ましたが、
この作品を通して人として、少し成長出来たような気がします。
スタソンは本当に熱いカンパニーです。
そんな中でBOMBのメンバーとして携われた事を本当に感謝しています。
またいつかご一緒させていただける事を願って、
その日までにまた成長した私をお見せ出来るように頑張りたいと思います。
お疲れ様でした、本当にありがとうございました☆
COCORO