★2009年 Knock.Out.Brother-X-について★

Knock.Out.Brother-X- とは、
なぜ傷つけ合うの・・・痛みを忘れた者たちよ
2003-2005年、大好評を得た作品が新たな演出で誕生する!
深遠なテーマに挑みながら、難しい作品ではなく、笑いが随所に散りばめられ、
激しいアクションとダンス、ほのかな恋物語をからめ、胸にせまる
感動の涙を誘い、若者達のエネルギッシュな世界をスタイリッシュに描き
上げた2009年版が誕生します。
今も世界のどこかで繰り広げられる戦争の縮図をエンタテイメントに
描いた迫力の感動作である。
<主宰・脚本・演出/宇治川まさなり創作動機>
この作品の創作動機は、
今でも忘れることの出来ない2001年9月11日、
テロの脅威が現実のものとなった頃からだった。
「他人と身内の違いは何なのだろう?」
その境界線はどこにあるんだろう・・・と考えていた2003年頃。
当時の大統領ブッシュは、ミサイルを撃ち込んだ国に
「最愛の大切な身内」がいたら同じようにミサイルを撃ち込んだのか?
人を傷つける、物を破壊する境界線はどこにあるんだろう?
そんな疑問が2009年の今になっても私の中では払拭されない。
ケースは違っても、現在、世界情勢は悪化し、信じ難いほどの事件、
無痛感覚、人情不感症の蔓延する現代社会の中で、
生命の尊厳が叫ばれている。
そんな時代をリアルに生きる自分たちだからこそ、時代を担いゆく
私たちだからこそ、アグレッシブに芸術というジャンルでアクションを
起こしたい。
今や生命を脅かす「さまざまな小さな戦争」という出来事が、
絵空事ではなく、身近に感じるのは勘違いではないはずです。
「他者へのまなざし」「他者の苦しみ」を最も敏感に感じる
能力を必要とする演劇という、国境を越え、人と人を結びつける
素晴らしい創作活動を通して、世の中に、また今回出会う事の出来る
お客様方に、未来への希望の息吹を感じて頂ければと、
2009年再び「Knock.Out.Brother-X-」と新たなタイトルで
現代のテイストを加え創作して参ります。
深遠なテーマを掘り下げ、現実から目を背けず、お客様に喜んで頂ける
エンタテインメント性をもちろん忘れず、エキサイティングに
新たな「Knock.Out.Brothe-X-」を創り上げます。
出演メンバーの限りない魅力を引き出して行きたいと思います。
2009年ラストを飾るエンタテイメント作品をどうぞお楽しみに。
スタンダードソングエンタテイメント  主宰者 宇治川まさなり
 
【主宰・脚本・演出/宇治川まさなり略歴】
1986年〜96年劇団急旋回(石坂浩二主宰)にて演出・出演・振付を
担当。退団後、スタンダードソングエンタテイメントを主宰。
主な関連に、宮本亜門、蜷川幸雄、栗山民也、鵜山仁、木村光一、
鈴木勝秀作品などがある。
演出においては、
肉体を駆使した迫力のアクション・ダンスフル・スピーディで
映像的エンタテイメントな作品には定評がある。
演出作品には、
スタンダードソングエンタテメント作品のほか多数。
蒼井優主演「私とワタシ」青山円形劇場(きだつよし脚本)、
ミュージカル「ギャラクシーエンジェル」紀伊国屋サザンシアター、
鴻上尚史脚本「ピルグリム」、じんのひろあき脚本「デビルマン」、
振付作品「舞台も踊る大捜査線」(本広克行監督)、
椎名桔平・遠藤憲一主演「BENT ベント」パルコ劇場ほか、
ここ数年には、アップフロントワークス「平成レボリューション
〜バックトゥザ・白虎隊〜」(吉澤ひとみ主演)、
ネルケプランニングミュージカル「DEAR BOYS」の他、
新企画「スタソンマニア」を掲げ、
吉川英治文学賞受賞作の原作「パイロットフィッシュpilot fish」を
舞台化し成功を収め、
2008年からは、次世代のためのブルーカバーアクターズを
企画「僕の東京日記」(作:永井愛)を上演するなど精力的に
作品創りを行っている。
その他にも、カルティエハイジュエリーショー構成演出、
NPO法人・青年の心を育てる会「不思議の国のマッチ売り」、
クリスマスミュージカル「リズミックタウン」(小宮孝泰・大鳥れい主演)、
文化庁後援の子供ミュージカルなど、小劇場からミュージカルや
商業演劇、ブランドショーまで幅広く手掛けている。
2009年9月 カルティエハイジュエリーショー構成演出、
10月には、赤坂ACTシアターで音楽物語「ペールギュント」を
フルオーケストラ×朗読×俳優のコラボレーション作品として構成・演出を担当した。
詳しくはHPの[HISTRY]をご覧下さい。