〜スタソン日記<176>岡雅史編〜

<岡雅史サンコメント>

昨日、ある邦画を観ました。
知り合いやネットのレビューでは、『面白い。出演者も一人の女優を除いてみんな良かった。』という声を耳にしていました。
観てみると…、それらレビューに同感でした。
彼女は作品の中で浮いてました。役としては、ある意味作品の中で浮いている存在ですが、今回のは、彼女が役としてではなく、俳優として浮いてました。
そしてそれは物語が進む程に顕著になり、観ていて『もったいない』と感じます。
役は良い役です。ポジション的にも役柄的にも、
女優さんなら間違いなく誰もが『やりたい!』というでしょう。
でも彼女は残念な仕事しか出来なかった。
何故か…?
演技力をはじめとした技術的な問題も多々ありますが、
俺はそれよりも彼女の『作品と役への想いと、懸けているもの』が
薄いのを感じます。
せっかく良い作品に関われて良い役をやれるのに、本当にもったいない。
何故、彼女がキャストされたのか…。
監督が彼女を好きなのかと思ってしまった。